楽しさ野球の仕上げ、墨谷三中の石井君

リハビリの先生からフォームのチェックを受ける石井君
「たきうち整形外科スポーツクリニック」(札幌市中央区南1西6、北辰ビル2階)に通院する「院内で見つけたアスリート」の今月の登場者は札幌・墨谷三中チームの石井唯仁君(札幌新琴似小5年)。
投手をしていた石井君は4年生の秋に利き腕の左ひじが急に痛みだしボールが投げられない状態になった。
両親と相談して即「たきうち整形外科スポーツクリニック」で診察を受けた結果、野球ひじと分かりそこからリハビリ生活が始まった。
けがから1年半余、今はほぼ完治に近い状態だが「正しい投げ方」を完全に習得しようとの意欲的な気持ちがあり、3か月に1回ぐらいの割合でひじとフォームのチェックを受けている。
「正しいフォームで投げると痛くなく、きれいなフォームで投げられます」とシーズインを心待ちにしている。
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墨谷三中チームの石井唯仁君
▽石井 唯仁(ゆじん、新琴似小5年=145センチ、37キロ、投手)ファンベースボールクラブ-札幌・墨谷三中
野球は3歳ぐらいから父親とキャッチボールなどして親しみ小学1年生になって野球教室に入り、3年生で現チームの墨谷三中に入団した。
墨谷三中は「勝敗より、楽しい野球」を主眼にするチームとして新聞や当サイト・ストライクでも紹介された”札幌一ゆるいチーム”。
2016年に発足し札幌市北区で活動を続ける、まさに野球少年・少女たちの野球チーム。
モットーは「楽しく楽しく楽しく」、山下秀貴監督は「勝利を目指さないからこそできることもある」と新聞で語っているように、野球を通してスポーツの楽しさ、大切さを学んでほしいと願っている。
小学生の時は好きなスポーツをやろうと、冬はカーリング、ドッジボール、なわとびなどいろいろな種目を取り入れ楽しんでいる。
チームカラーもあり、石井君は投手、捕手、ショート、ファーストとおおよそのポジションを経験している。
今は投手を主体に頑張っている。
監督の方針で全員がレギュラーのつもりで取り組んでいる。
他のチームと違ってエースはいないが、よきライバルはたくさんおり、その分やる気も起きる。
自由な環境の中で石井君の心はますます野球が好きになり、将来は「プロ野球選手になりたい」と夢は大きく膨らんでいる。
幼稚園から野球と一緒に始めた空手もずーっと続けており、もうすぐ黒帯獲得までこぎつけている。
昨年の新人戦で悔しい思いをした。石井君が先発し、チームが一つになり盛り上がって最高の試合をしていたが大事なところで打たれてしまい3-5の逆転負け。
「応援席(父兄)もチームみんなが頑張っていたのに打たれて、ものすごい悔しさでした」。
その悔しさが収まらず試合後の自宅で夜9時ごろまでボールを投げ続けた。
「今でも思い出します」と振り返る。
今季は最上級生の6年生。「公式戦で初勝利をあげて、どんどん勝ちたい」と石井君。体づくり、フォームチェックもOKだ。
「きれいなフォームで三振の取れる投手になりたい」、はやる心を抑えてシーズン開幕を待つ。
(記者の目・中山武雄)
「将来はプロ野球選手」と迷わずはっきりと言いました。
顔にはやさしさが溢れていますが、芯の強さは話していて伝わってきます。
プロ向きの性格、夢も大きくて素晴らしい。
実家がお寺で、お坊さんになる修行もしているそうです。どちらも頑張ってください。
札幌都心部で評判の整形外科スポーツクリニック
【たきうち整形外科スポーツクリニック】札幌都心部(中央区南1西6、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして全道的に名が知られている評判の整形外科病院。
瀧内敏朗院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師などを務める、スポーツ障害治療の第一人者で活躍している。
また、リハビリ担当の理学療法士らも豊富な知識と経験を持ち、迅速かつ確実な治療で患者の日常生活への早期復帰をサポートしている。
当サイト・ストライクで連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球少年・少女らの選手、監督や指導者にも人気となった。(バックナンバー)。
【ドクターのフォームチェック】
♦問い合わせ♦
「たきうち整形外科スポーツクリニック」への問い合わせはメール、info@takispo.jp、☎011-241-8405へ。携帯電話から受付対応する「シマフクロウ・コール」が便利。
☆受付・診療時間☆
昼の部=午前11時30分~午後3時(水曜日除く)
夜の部=午後4時30分~午後8時(水曜日は夜の部のみ診療)
休診日=日曜・祝日、第2、4、5土曜日
取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック