完全復活で秋に挑む旭東高の岸本君

シャドーしながらフォームをチェックする岸本君
「たきうち整形外科スポーツクリニック」(札幌市中央区南1西6、北辰ビル2階)に通院する「院内で見つけたアスリート」の今月の登場者は旭川東高野球部の岸本陽樹君(17、2年)
中学まで投手をしていた岸本君、高1の秋になって右肩に異変が生じ、投球にも影響が出てきた。
投げると「痛い程度」でまだ野球肩の初期症状だったので地元・旭川市内の病院で治療を受けていたが結果は変わらず、今年6月から専門病院の同クリニックに通院している。
2週間に1回の割合で旭川-札幌の電車通院。
症状はグングンよくなり、外野手に転向した今は痛みもなく練習に一段と熱が入り、秋の新人戦に向かって一直線に走っている。

旭川東高野球部の岸本陽樹君
▽岸本 陽樹(17、旭川東高2年=166センチ、70キロ、外野手)富良野・球友ライナーズ-富良野西中軟式野球部-旭川東高硬式野球部
「高校の先生(監督)からここがいいよ」と言われ、6月から「たきうち整形外科スポーツクリニック」に通っている。
取材の日は父親の車での送迎だったが、普段は電車で通院している。
「意外と近いですよ」と2週間に1回の通院は余り苦になっていないようだ。
岸本君にとって何よりうれしいのは、リハビリの先生から投球フォームを診断してもらえることだ。
ボールの投げ方、体重移動など初めての経験に感動、「今はまったく痛くなく、フォームも前とは変わり、投げた感じが全然違います」。
自身の進歩に手ごたえを感じているようだ。
現在、副キャプテン。
「野球はチーム一丸が何よりのパワー」が岸本君の考え。
それを教えてくれたのが最強のライバルだった上富良野中との一戦。
中2の時、春の全日本大会道予選で小学からずーっと負け続けていた岸本君の富良野西中が全国レベルの上富良野中に初めて勝ったのだ。
大げさではなく、まさに長年の夢が成就した、そんな気持ちが胸いっぱいになって「うれしさを通り越して言葉が出ない状況を初体験しました」。
勝利の要因は唯一つ、チームワークだった。
部活の先生から「(上富良野に)そんなに勝ちたかったら全部自分たちでやってみろ」と檄を飛ばされ、メニューから時間割まですべて自分たちでやった。
「よーし、やってやる」、今までにないまとまりが生まれ、歴史を変えたのだ。
この時、岸本君は中継ぎで活躍した。
けがをきっかけにメーンポジションを投手から外野手に転向した。
投手はサブ的な存在でこれからも頑張っていく覚悟だ。
野球を始めたのは小学3年生。
小さいときから父親と公園で遊ぶときは野球のまねごとをしていて、自然と「スポーツをするなら野球」につながっていった。
バッティングには自信を持っており、常にクリーンアップを任されてきた。
高校でも打率はチーム一番の好成績を残している。
責任感も強く、「ナインを引っ張っていけるような選手になりたい」と願い、自分の役割(副キャプテン)を十分認識している。
秋の目標は全道大会ベスト8入り。
「21世紀枠で甲子園出場を狙っていきます」、宣言する言葉に力強さが溢れていた。
(記者の目・中山武雄)野球にも勉強にもまじめに取り組んでいる姿が伝わってきました。
往復3時間余の時間をかけて通うことは大変なこと。
本人は全然気にしていない様子で安心しました。
将来は野球を通して得た知識を生かして世界で活躍したい-とグローバルな発想で目標を立てているようで、野球以外でも楽しみな一人です。
札幌都心部で評判の整形外科スポーツクリニック
【たきうち整形外科スポーツクリニック】札幌都心部(中央区南1西6、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして全道的に名が知られている評判の整形外科病院。
瀧内敏朗院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師などを務める、スポーツ障害治療の第一人者で活躍している。
また、リハビリ担当の理学療法士らも豊富な知識と経験を持ち、迅速かつ確実な治療で患者の日常生活への早期復帰をサポートしている。
当サイト・ストライクで連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球少年・少女らの選手、監督や指導者にも人気となった。(バックナンバー)。
【ドクターのフォームチェック】
♦問い合わせ♦
「たきうち整形外科スポーツクリニック」への問い合わせはメール、info@takispo.jp、☎011-241-8405へ。携帯電話から受付対応する「シマフクロウ・コール」が便利。
☆受付・診療時間☆
昼の部=午前11時30分~午後3時(水曜日除く)
夜の部=午後4時30分~午後8時(水曜日は夜の部のみ診療)
休診日=日曜・祝日、第2、4、5土曜日
取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック