勝負は来季!札幌新陽高の今井君

リハビリの先生からフォームチェックをしてもらう今井君
「たきうち整形外科スポーツクリニック」(札幌市中央区南1西6、北辰ビル2階)に通院する「院内で見つけたアスリート」の今月の登場者は札幌新陽高野球部の今井裕太君(17、2年)。
今井君は野球を始めた小学3年から主なポジションは投手だったが内野手・外野手も経験してきた。
高校では投手1本に絞り頑張ってきたが今年7月ごろに利き腕の右肩に異変を感じ、9月から同クリニックで治療を続けている。
野球肩のリハビリ経過も順調で今は痛みもほぼなくなり回復度は急ピッチに上がり来季へのめども立った。
「1日も早い完治を目指して頑張ります」と気力も十分だ。

札幌新陽高野球部の今井裕太君
▽今井 裕太(札幌新陽高校2年=170センチ、65キロ、投手)札幌・屯田 ブルースターズ-JBC札幌(中学軟式クラブチーム)-札幌新陽高硬式野球部
野球を始めたきっかけがユニークだ。小学低学年の時、近くの公園で父親とよくキャッチボールをしていた。それを見ていた少年野球の監督から「チームに入ってやってみないか」と誘われ、小学3年から始めた。いわば小学生でスカウト(?)されたのだ。その縁で大好きな野球と出会い、今も熱中するスポーツとなっている。「魅力はチームのみんなで協力してやる事、練習すれば成果につながっていく事」と今井君は言う。
右肩のけがは突然やってきた。7月ごろ、「なんか変だな」と思っていたが気にせず練習をしていたところ、腕がしびれてボールが投げられなくなってしまった。すぐに両親に相談して9月から2週に1回の割合で治療を続けている。ショックを受けたが、1日も早く治す事に心を切り替えて今はリハビリに専念している。そのかいあって、経過も順調に推移して近い距離なら問題なく投げられるまでになった。リハビリの先生からは投げ方の全体チェック、ひじの使い方などを教わりフォーム矯正に取り組んでいる。成果も徐々に現れてきており、「来季は万全な体でチームに復帰したい」と願い、オフトレの取り組み重視を強調した。
来季の目標はいっぱいある。まずけがを治して完全復帰、そしてレギュラー取り。「チームにとって欠かせない存在(自分が)になりたい」と今井君。今季は支部大会決勝で敗れ全道の舞台を逃したが来季はその壁を突破して、一段高いステージで勝負をすることを一番の目標としている。自宅で毎日、鏡を見ながらシャドーピッチング、ストレッチを欠かさない。努力すれば報われる-心の奥底にしっかりと刻んで来シーズンに挑戦する構えだ。
(記者の目・中山武雄)一見、おとなしそうに見えるが芯は強いものを持っている感じがしました。その反面、けがでチームに迷惑をかけていることを悔やみ、「早く体を治して貢献したい」との言葉が何度か聞かれ、優しさと思いやりも十分持ち合わせている好青年の印象が強く感じました。アスリートにとっては大切な要素です。
札幌都心部で評判の整形外科スポーツクリニック
【たきうち整形外科スポーツクリニック】札幌都心部(中央区南1西6、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして全道的に名が知られている評判の整形外科病院。
瀧内敏朗院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師などを務める、スポーツ障害治療の第一人者で活躍している。
また、リハビリ担当の理学療法士らも豊富な知識と経験を持ち、迅速かつ確実な治療で患者の日常生活への早期復帰をサポートしている。
当サイト・ストライクで連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球少年・少女らの選手、監督や指導者にも人気となった。(バックナンバー)。
【ドクターのフォームチェック】
♦問い合わせ♦
「たきうち整形外科スポーツクリニック」への問い合わせはメール、info@takispo.jp、☎011-241-8405へ。携帯電話から受付対応する「シマフクロウ・コール」が便利。
☆受付・診療時間☆
昼の部=午前11時30分~午後3時(水曜日除く)
夜の部=午後4時30分~午後8時(水曜日は夜の部のみ診療)
休診日=日曜・祝日、第2、4、5土曜日
取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック