大学野球に賭ける札日大高の岩田君

ひじを手術して完全復活した岩田君。さあ大学野球へGO!
「たきうち整形外科スポーツクリニック」(札幌市中央区南1西6、北辰ビル2階)に通院する「院内で見つけたアスリート」の今月の登場者は札幌日大高の岩田勝悟君(18、3年)。
投手の岩田君は昨年7月、利き腕の右ひじ靭帯を断裂して同クリニックで手術をした。
術後の経過は順調に推移して今は完全に復活、4月から日本大学(静岡キャンパス)に進学して憧れの明治神宮大会出場を目指す。
「けがで活躍できなかった高校時代の分も大学で取り戻す」と、はやる心を抑えて新たなステージへ意気込んでいる。

札幌日大高3年・岩田勝悟君
▽岩田 勝悟(18、札幌日大高3年=183センチ、83キロ、投手)札幌・平岡カウボーイズ-T・Tベースボールクラブ(軟式)-札幌日大高硬式野球部
小1から野球をはじめ、ほぼ投手1本を貫き通してきた岩田君。
高校生活3年の総仕上げイヤーとなる昨年1月に大切な右ひじに異変が発生、痛みが伴っていたので診察を受けることにした。
その結果は、予想もしなかった「右ひじの靭帯断裂」だった。
最大目標としていた夏の甲子園があったので、「絶対にレギュラーメンバーに入りたい」という思いがありお医者さんと相談し、しばらくは様子を見ることにしたが、痛みをこらえての練習は思う成果が上げられず結局メンバー入りは果たせなかった。「けがの大きさよりも、メンバーに入りを果たせなかったことの方がショックが大きかった」。
我慢に我慢を重ねていたが夏の甲子園予選大会が終わった昨年7月に手術を受け、リハビリの難題を乗り越えて完全復活までこぎつけた。
苦しい思いを体験し、一回りも二回りも大きくなった岩田君。
けがは完全に治り今は気分もスッキリし、けがで得た貴重な体験を財産にして新たな目標へ向かっている。
183センチ、83キロの恵まれた体格を生かして、強気のピッチングと”重いタマ”を武器に大学野球での活躍を誓っている。
大学は静岡県三島市にある日大国際関係学部のため東海地区の学生野球リーグに所属するが、目標はあくまで東京・明治神宮球場で行われる学生選手権だ。
「いつも頭の中でイメージしています。4年間で成し遂げます」と、大きな目標を掲げる。
岩田君にはもう一つ大きな目標がある。それは高校野球の指導者になること。
小1から続けてきた野球の中で学んだ体験から「教える事の素晴らしさ」を知り、将来の自分の職業にしたいと願っている。
教員免状を取得して高校の先生になることも野球と同じく、岩田君の頭の中ですでにイメージ化されている。
「本気でがんばれ」と両親からも全面的な応援をもらって、新天地での不安は一切ない。
野球人生最後の舞台-との思いで全力をぶつける覚悟はできている。
「関わってくれた人たちに恩返しをする意味からも、頑張っていい姿を見せたいです」心強い言葉が返ってきた。
(記者の目・中山武雄)素晴らしい体格に明るそうな性格は投手として最も必要な要素です。
それに強気な投球(本人談)も必須条件です。
インタビュー中も岩田君のやさしい心が伝わってきました。
両親、監督やコーチに「恩返し」をしたいという気持ちも溢れていました。
選手を外れても、とてもいい野球指導者になれると期待しています。
札幌都心部で評判の整形外科スポーツクリニック
【たきうち整形外科スポーツクリニック】札幌都心部(中央区南1西6、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして全道的に名が知られている評判の整形外科病院。
瀧内敏朗院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師などを務める、スポーツ障害治療の第一人者で活躍している。
また、リハビリ担当の理学療法士らも豊富な知識と経験を持ち、迅速かつ確実な治療で患者の日常生活への早期復帰をサポートしている。
当サイト・ストライクで連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球少年・少女らの選手、監督や指導者にも人気となった。(バックナンバー)。
【ドクターのフォームチェック】
♦問い合わせ♦
「たきうち整形外科スポーツクリニック」への問い合わせはメール、info@takispo.jp、☎011-241-8405へ。携帯電話から受付対応する「シマフクロウ・コール」が便利。
☆受付・診療時間☆
昼の部=午前11時30分~午後3時(水曜日除く)
夜の部=午後4時30分~午後8時(水曜日は夜の部のみ診療)
休診日=日曜・祝日、第2、4、5土曜日
取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック