2つの目標に向かって、山の手ベアーズ五十嵐君

一動作ごとにフォームをチェックする五十嵐君
「たきうち整形外科スポーツクリニック」(札幌市中央区南1西6、北辰ビル2階)に通院する「院内で見つけたスリーと」の今月の登場者は山の手ベアーズのエース、五十嵐颯翼君(札幌市立山の手南小6年)。
4年生の秋に野球ひじが発症して半年以上ボールが投げられない状態が続いたが同クリニックで診療・リハビリ治療の中でフォーム矯正を徹底して図り、野球ひじを克服した。今は特に悪いところはないが、定期的にフォームチェックのために通院を続けている。
今季は最上級生、先月の札幌市選手権西区大会で優勝してチームは絶好調。
4番でエースの五十嵐君の気合も最高潮に達している。

山の手ベアーズの五十嵐颯翼君
▽五十嵐 颯翼(さすけ、11、札幌市立山の手南小6年=150センチ、38キロ、投手・外野手)札幌・山の手ベアーズ
けが発見は2年前にさかのぼる。
4年生の秋のこと。
痛くはなかったが利き腕の左ひじに違和感を感じ「たきうち整形外科スポーツクリニック」へ。
診断した瀧内敏朗院長から即、”投球禁止令”が出て半年以上ボールを投げなかった。
この処置が功を奏して、悪化することなく野球ひじが克服された。
野球大好きな五十嵐君。「いつまでも野球を続けるために体のチェックを大切にしよう」という気持ちが芽生え両親の理解もあってそれ以降、同クリニックにフォームチェックを兼ねてリハビリ治療を続けている。
そのかいあって、今は強豪チーム・山の手ベアーズのエースナンバーを任された。
大会で審判や相手監督がびっくりするほどのスピードボールが投げられるようになった。
課題はコントロール、五十嵐君はその辺を十分理解して次のステップへ踏み出そうとしている。
先月はエース・4番で活躍し札幌市選手権西区大会で優勝、チームを10年ぶりの快挙に導いた。
「負けず嫌いで努力家」(母・妙子さん)。
毎日、4~5㎞の走り込みを父と一緒に実行、それが終わるとバッティング練習と、休むことなく目標に向かって突っ走っている。
将来の大目標はプロ野球選手。
そのためにも野球と変わらないぐらい勉強の方もしっかりとやっている。
4年生の時は理科の全国模試で3位になったこともある。
発想もユニーク、「プロ野球選手の夢を達成した後は小児科の医者になることです」。記者はえっ!、と思って聞き直したところ理由はちゃんとあった。
「小さい子供たちが大好きなんです。そして自分も小さいときは病気がちで辛い思いをしたので、病気になった子供たちを救いたい」と言う。
納得する答えが即座に返ってきた。
6年生最後のシーズンで気持ちも高ぶる五十嵐君。
8月に予定されている全市大会とファイターズカップ(U12)の優勝に最大の焦点を当て、練習に一生懸命汗を流している。
アルペンスキーの選手としても期待されているが「中学からは野球1本に絞って目標を達成したい」と心を弾ませ、新たな挑戦へ本気度マックスで取り組む覚悟を明かした。
(記者の目・中山武雄)
野球も勉強も一生懸命頑張る五十嵐君。
インタビュー中、何事にも全力でぶつかっていく姿がヒシヒシと伝わってきて清々しい思いになりました。
「プロ選手の後はお医者さんに」という考えはなかなかできません。
この夢ある発想こそ、進歩する大きな第1歩だと思います。
札幌都心部で評判の整形外科スポーツクリニック
【たきうち整形外科スポーツクリニック】札幌都心部(中央区南1西6、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして全道的に名が知られている評判の整形外科病院。
瀧内敏朗院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師などを務める、スポーツ障害治療の第一人者で活躍している。
また、リハビリ担当の理学療法士らも豊富な知識と経験を持ち、迅速かつ確実な治療で患者の日常生活への早期復帰をサポートしている。
当サイト・ストライクで連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球少年・少女らの選手、監督や指導者にも人気となった。(バックナンバー)。
【ドクターのフォームチェック】
♦問い合わせ♦
「たきうち整形外科スポーツクリニック」への問い合わせはメール、info@takispo.jp、☎011-241-8405へ。携帯電話から受付対応する「シマフクロウ・コール」が便利。
☆受付・診療時間☆
昼の部=午前11時30分~午後3時(水曜日除く)
夜の部=午後4時30分~午後8時(水曜日は夜の部のみ診療)
休診日=日曜・祝日、第2、4、5土曜日
取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック