守備率10割のグラブ、その名も「ウィルソン」
【札幌市南区の野球専門店】スポーツショップ古内の社長
古内克弥のコラム No.39
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守備率10割のグラブ
その名も「ウィルソン」-その3
こんにちは!
いつもコラムをお読みくださいまして、ありがとうございます!
今回の記事は、前回紹介し切れなかった、ウィルソンのグラブの続きです!
前回の記事はこちら
その1
https://www.strike-web.com/archives/173009
その2
https://www.strike-web.com/archives/173322
前回は、ウィルソンのグラブの特徴
- プロ野球、メジャーリーガーが使用しているものと同じものである
- ダブルパーム構造(特許)により、へたりを防ぎ、型崩れをしにくい
- 適材適所設計により、ポジションによって芯材、紐通しなどを変えている。
- DUAL構造(特許)により指先まで強く、自然にポケットに入ってくる
- スーパースキン、革より2倍強く、50%軽量
- 海外工場も系列で、軟式などのグラブも硬式の型を継承している。
上記6点のうち、3番までお伝えしていました。
今回はデュアルです!!
デュアルは画像を見るととってもわかりやすいので、コチラをご覧ください。
ハミ出しというのが2本あるのがわかりますか?
こうしてハミ出しを2本にすることにより、グラブが丸くなり、ポケットから外れて捕球してもポケットの中に「入ってくる」。
指先まで力が伝わるため、打球に負けない!
四角い立体的な指袋の内部にスポンジを使用することで、フィット感が落ちるのを防ぐ。
という特徴があります。
コチラの画像を見てわかりますでしょうか?
右側がデュアルです。
確かに丸っこい形ですよね。
こうすることで、前進してチャージして捕球するときは、
指先からコロコロと捕球面のポケットまでボールが昇って来てくれるんです。
ですがこの時、
指先が弱くてまっすぐだと、チャージした時にボールに負けてしまいます。
こんな感じになります
指の先っちょが強く、丸い形だと、コロコロ上がって来ます。
さらに、指の先っちょが強いと、こんな風になっても
挟むことができて落としません。
前回も前々回もお伝えしたように、
エラーの犯人はほとんどが「送球エラー」
その送球エラーを防ぐためには、ボールがグラブの真ん中にあることが重要。
グラブの真ん中で捕れればいいんです。
何も文句はないんです。
ただし、試合中にグラブの真ん中にいつも打球が来るわけではないんです。
どこに打球が来るかわからない。
必死で打球を追いかけた結果、どうしてもグラブの先っちょだったり、真ん中から外れたところで捕球することはあるでしょう。
捕球したところから、自分の右手に持ち替えやすい場所にボールを誘導する。
それがデュアルテクノロジーだったんですね。
次は、
「5、スーパースキン、革より2倍強く、50%軽量」
スーパースキンというのは、このイボイボした革のことです。
牛の革の2分の1の軽さで、約2倍の耐久性を持つwilson独自の革です。
雨、汚れが浸透しないため、重くなりにくい、という特徴があります。
現在、定番品ではブラックのみ使用されています。
なんだかバスケットボールの革のようですよね。
さて、次は
「6、海外工場も系列で、軟式などのグラブも硬式の型を継承している。」
これまで硬式の写真をたくさん使って来ていたのですが、軟式グローブを作っている工場も同系列の工場のようで、これらの型は軟式グローブにも使われています!
安心安全の工場だということですね。
あ、ウィルソンのグラブ工場は鹿児島にあります。
鹿児島県阿久根市にあるケイエスエスという工場です。
グラブ職人になりたい方は、門を叩いてみるといいかもしれませんね!
それではこれで、
ウィルソンのグラブの紹介を終えたいと思います!
次回もお楽しみにしていてください!
どうもありがとうございました!
今回のコラムはいかがでしたか?
出来るだけパーツの部分も説明し、それがプレイにどう影響を与えているのかを書いたつもりですが、参考になったなら幸いです。
また違うグローブも、このような感じでご紹介しますね!
それでは!
今後も、疑問点や聞きたい話などがございましたら
こちらまでご連絡ください!
バックナンバー
No.1 「綺麗な肌は好きですか?」
No.2「将来の夢はグラブ職人!?」
No.3「お手入れのコツは「手洗い」
No.4「グラブづくりイベント」
No.5「赤ちゃんに学ぶ、外角低めの克服法」
No.6「グラブのポジション別の特徴」
No.7「グラブ作りに挑戦!」
No.8「投手用グラブ タテ型派、ヨコ型派をわかりやすく解説」
No.9「失敗しないグラブ選び(2-1)」
No.10「失敗しないグラブ選び(2-2)」
No.11「バットの種類と違い」
No.12「バットの種類と違い2:複合バットについて」
No.13「源田選手のグラブについて」
No.14「野球セール ベースボールフェア予告」
No.15「新軟式ボールについて」
No.16〜17はセールの予告でした。
No.18「専門店のグラブの提案の仕方」
No.19「流行りのアンダーシャツ」
No.20「新発想のスパイク誕生!ブロックソール」
No.21「ブロックソールは中学校、高校でも使えるの?」
No.22「肘・肩・怪我予防ブレイスレボサポーター」
No.23.「中学軟式野球春季大会 古内杯 をレポート」
No.24.「塁間が0.1秒速くなる靴紐の結び方」
No.25.「塁間が0.1秒速くなるシューズのサイズの選び方」
No.26.「グラブの深さの見分け方」
No.27.「スポカルのご案内」
No.28.「スポカル」
No.29.「人気のドナイヤが仲間入り」
No.30.「ドナイヤポジション別<グラブ>のご紹介!」
No.31.「ドナイヤ ポジション別グラブのご紹介-2」
No.32「ドナイヤ ポジション別グラブのご紹介-3」
No.33「ドナイヤ ポジション別グラブのご紹介-4」
No.34「僕とアイピーセレクトの出会い」
No.35「2019年秋の新商品【グローブ】」
No.36古内社長のホームページ活用法
No37守備率10割のグラブ、その名も「ウィルソン」
――――――――――<コラム著>――――――――――
株式会社スポーツショップ古内
代表取締役社長 古内克弥
1982年4月15日生まれ
小学5年生の時に家業であるスポーツショップ古内の販売をお手伝いした時に、接客の楽しさを経験し、将来の夢を「スポーツショップ古内をでっかくする」に設定する。
サッカー、バレーボールをメインに15種目ほどの競技を学び、大学で経営学を学んでゼット株式会社に入社。
ゼット株式会社では、グラブ工場で一年間グラブ製作に携わり、グラブの知識を覚える。
三年間の修行を経てスポーツショップ古内に入社する。
2017年、代表取締役社長に就任。
2017年、CSR経営表彰-地域貢献部門-で受賞
2019年、さっぽろgood商い賞受賞
「札幌をスポーツカルチャー人口日本一にする」をゴールとした、札幌市のスポーツ&カルチャーフェスティバル「スポカル」の副実行委員長もつとめ、スポーツ普及に携わる。
学校や企業への講演依頼も年に10回ほど受け、経営、マーケティング、地域活性化などのテーマで話をしている。
(依頼はほぼないと思いますが)講演は「ストライクを見た」で、無料で行います。
ホームページはこちらです