ゼットの源田選手モデルの型
【札幌市南区の野球専門店】スポーツショップ古内の社長
古内克弥のコラム No.48
スポーツショップ古内野球用ホームページはコチラ
http://www.furuuchi.info
ゼットの源田選手モデルの型
こんにちは、古内克弥です!
今回は、スポーツショップ古内の型出しについて書いて行きます!
「型出し」って何?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
型出しとは簡単に言うと、買いたての硬いグローブを、
「ボールが捕りやすくなるように、柔らかくすること」
です。
とは言え、どこもかしこもグニャグニャにすればいいというわけではありません。
硬さを残すところはしっかり残し、柔らかくするところは柔らかくする。
この硬さと柔らかさのバランスが大切です。
それでは、先日世界大会で優勝した侍ジャパンでも活躍していた、
西武ライオンズの源田選手のグラブを参考例として見てみましょう。
彼はどのような型で使用しているのでしょうか?
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源田選手の使っているグラブは?
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まず、源田選手が使っているグラブは、ゼットのグラブです。
ポケットは大きめで、「挟み捕り」というタイプ。
あ、ゼットのグラブには「挟み捕り」というタイプと「掴み捕り」というタイプがあるのですが、その違いについてはまた別の機会に・・・
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挟み捕りの型とは?
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挟み捕りの型というのは、スピードプレイを重視する型で、具体的には、
親指、中指、薬指、小指でグラブを閉じて、ウェブ下でボールを挟むような形です。
人差し指には力を入れず、グラブの背面にそえる感じです。
それまで、スピード重視というと、「当て捕り」というパターンが大流行していたのですが、最近はこの「挟み捕り」が大人気なんです。
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挟み捕りが増えてきた理由
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「挟み捕り」が増えてきた理由は、
近年の野球のバットの性能がどんどん良くなっており、それによって打球が速くなっているため、当て捕りほどの速いプレイをする必要性が少なくなってきた。
ということが言えます。
また、トレーニング技術も上がっているため、打球にもパワーがあるんですね。
そのパワーのある打球を、弾かずにしっかりとホールドするためにも、挟み捕りという型は現代野球に合う形になっています。
ちなみに源田選手が使っているグラブを学生野球対応として作られているのがこちらです。
スポーツショップ古内では、このグラブを型出しする際に
「湯もみ加工」という方法と
「スチーム加工」という方法をご提案しています。
湯もみというのは、お湯の中に漬け込み、水分を含ませた状態で揉み込んでいき、急激に柔らかくしていく方法。
スチーム加工というのは、肉まんを作る時に使うような「蒸し器」の中で数分温め、グラブがあったかい状態で揉み込む方法です。
よく「鉄は熱いうちに打て」と言いますが、まさに熱いうちに加工します。
湯もみはこんな感じです。
お湯に漬け込んで
熱いお湯が浸透している状態で揉み込み
形を整えて完成です。
動画も作り始めました。
http://www.furuuchi.info/archives/2528
動画をみていくと、実際に湯もみをしている動画などもご紹介しています。
そちらもご覧になってみてください!
今回のコラムはいかがでしたか?
動画を作ってユーチューブでも見れるようにしようと思い、チャレンジもしてみました。
ストライクチャンネルというユーチューブもありますから、そちらもチェックしてみてくださいね!(笑)
もしも、「わかりやすい」「わかりづらい」「ここってどうなの?」「あれ?間違ってない?」などございましたら、お気軽にメールしてくださいね。
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No.8「投手用グラブ タテ型派、ヨコ型派をわかりやすく解説」
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No.10「失敗しないグラブ選び(2-2)」
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N0.44キャッシュレス決済の還元が凄い!
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No46新商品のご紹介<フィールドフォース>
――――――――――<コラム著>――――――――――
株式会社スポーツショップ古内
代表取締役社長 古内克弥
1982年4月15日生まれ
小学5年生の時に家業であるスポーツショップ古内の販売をお手伝いした時に、接客の楽しさを経験し、将来の夢を「スポーツショップ古内をでっかくする」に設定する。
サッカー、バレーボールをメインに15種目ほどの競技を学び、大学で経営学を学んでゼット株式会社に入社。
ゼット株式会社では、グラブ工場で一年間グラブ製作に携わり、グラブの知識を覚える。
三年間の修行を経てスポーツショップ古内に入社する。
2017年、代表取締役社長に就任。
2017年、CSR経営表彰-地域貢献部門-で受賞
2019年、さっぽろgood商い賞受賞
「札幌をスポーツカルチャー人口日本一にする」をゴールとした、札幌市のスポーツ&カルチャーフェスティバル「スポカル」の副実行委員長もつとめ、スポーツ普及に携わる。
学校や企業への講演依頼も年に10回ほど受け、経営、マーケティング、地域活性化などのテーマで話をしている。
(依頼はほぼないと思いますが)講演は「ストライクを見た」で、無料で行います。
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