2020年もよろしくお願いいたします。
【札幌市南区の野球専門店】スポーツショップ古内の社長
古内克弥のコラム No.54
スポーツショップ古内野球用ホームページはコチラ
http://www.furuuchi.info
2020年もよろしくお願いいたします。
こんにちは、古内克弥です!
いつもコラムをお読みいただきまして、ありがとうございます。
「ストライクの記事、読んでますよ」と言ってくださるお客様も増え、これも、こうして1年以上コラムを書き続けた継続のおかげだとしみじみ感じている今日この頃です。
2019年を振り返ってみて、いかがでしたか?
納得のできる結果になりましたでしょうか?
目標は達成できましたか?
スポーツショップ古内も、僕自身も、毎年年末に目標設定をするようにしています。
3時間くらいかけてじっくりと目標設定をするのですが、あなたはどれくらい時間をかけて目標を立てたり、自分と向き合う時間を作っていますか?
スポーツショップ古内はどんな2020年にしようかな。
しっかり目標設定して、よりお客様に喜んでいただけるようなお店にしていきますね!
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2020年の新製品の一部
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2020年になり、各メーカーは新商品をそれぞれ発売いたします。
「2020年」というと、オリンピックイヤーでもありますし、節目のような年でもありますよね。
ゼットは、「プロステイタス」という、現在の最高級商品のラインナップから、さらに1ランク上げた「プロステイタスS E(スペシャルエディション)」を発売します。
エスエスケイは、今まで製品の企画はしていたものの、製作工場は自社工場ではありませんでした。
それを、今後は自社工場を建てて、より細かな部分や自分たちの思いをグラブに表現しているようです。
アイピーセレクトは、店舗も数量も限定したグラブを発表し、早速スポーツショップ古内にも入荷しました(そして、2020年を待たずして2つ売れていきました)
ただ、アイピーセレクトは、新型も2020年に発売されますよ!
くわしくは、入荷次第、お伝えしていきますね!
他のメーカーの品物はまだ入荷してきていません。
どんなグラブが発売されるのか、楽しみにしていてくださいね。
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グラブってどうやって仕入れるの?
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そうそう、ちょっとだけ、業界の話をしちゃいますと、、、
こうした新製品のグラブの仕入れというのは、実は2019年の6月頃に発注をかけていないと手に入りません。
例えば今回でいうと、
2019年の6月に、東京で行われた「展示会」という催事に行き、
「我々が2020年に発売するものはこれらです!(ジャーン!)」
とメーカーが発表してくれて、そこでたくさん説明をしてくれるので、僕らはそれをお客様に説明するシーンを思い浮かべながら
「ウンウン、これならうちのお客様におすすめしたいな」
と思えるものを厳選して仕入れるワケです。
そう、
「厳選」しています。
展示会で発表されているものを全て仕入れるわけではないのです。
多くのグラブメーカーの中でも、
「特にこれ!!」
というものを選ぶワケです。
メーカー側も、作れる数は限られていますから。
なぜかというと、グラブは全て「手作り」だからです。
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グラブ作りの工程
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グラブは、
工場の方々の確かな目で革を選定し、
革をグラブに適した厚みにすいて
革をグラブのパーツの形にそれぞれ切って(裁断)
裁断した革に品番やブランドのロゴを刻印して、
革を縫い合わせて(縫製)
その間に芯を作って
芯も縫い合わせて
縫製したグラブを手袋のようにして、
グラブに芯を差し込んで
紐通しをして
仕上げをして
検品をして
発送
ざっくり説明しようとしても、これくらいの工程があります。
もちろん、もっともっと細かな作業工程が入っています。
これらがほぼ「手作業」なんです。
機械でできることは
「革の厚みをすく」「グラブのパーツを裁断する」
ぐらいですかね。
縫製も、ミシンを使うので、機械といえば機械なのかもしれませんが、全自動ではありません。
となると、全自動は一つもありません(笑)
それなのに、日本全国、そして世界の選手に届けるため、日々大量のグラブを作り続けています。
だから、半年以上も前から
「スポーツショップ古内は1月発売のこのグラブを○◯個仕入れます!」
と、計画発注をしなくては、手に入らないわけです。
ちなみに、スポーツショップ古内では、2020年版のグラブは、全てを合計すると170個入荷する予定です。
そりゃあ職人不足に悩むワケだわ・・・
職人さんも高齢化していて、若い世代を育てなくては!という気持ちが各メーカー出てきています。
グラブ職人を目指したいと、少しでもお思いの方がいらしたら、ぜひ各メーカーの門を叩いてみてくださいね。
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目標設定のやり方
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人によってそれぞれやり方は違うと思うのですが、
僕がやっている方法は、
このようなシートに書き込んでいます。
これは、S M Iという会社の教材のツールの一つで、とても役に立っています。
(すいません、商標があるので、中身を大幅に黒くさせてもらいました。)
目標を書いたら、ちゃんと振り返ってチェックする。
次回の改善案を考える。
そしてまた目標を作る。
計画通りに頑張る。
そしてまたチェックをする。
そんな感じですね。
2020年も、最高の1年にするために、ぜひあなたも目標設定に時間をかけてみてくださいね!!!
今回も、お読みいただきましてありがとうございました。
2019年も1年間お読みくださいまして、本当にありがとうございます。
2020年も、もっとグレードアップしてお届けできるように、日頃からたくさんの情報を仕入れて、お届けしたいと思います。
また、様々なイベントも2020年は行う予定です。
このストライクを通じて、たくさん発信させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします!
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今回も最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
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バックナンバー
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No.2「将来の夢はグラブ職人!?」
No.3「お手入れのコツは「手洗い」
No.4「グラブづくりイベント」
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No.6「グラブのポジション別の特徴」
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No.8「投手用グラブ タテ型派、ヨコ型派をわかりやすく解説」
No.9「失敗しないグラブ選び(2-1)」
No.10「失敗しないグラブ選び(2-2)」
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No.12「バットの種類と違い2:複合バットについて」
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No.15「新軟式ボールについて」
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No.24.「塁間が0.1秒速くなる靴紐の結び方」
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No.28.「スポカル」
No.29.「人気のドナイヤが仲間入り」
No.30.「ドナイヤポジション別<グラブ>のご紹介!」
No.31.「ドナイヤ ポジション別グラブのご紹介-2」
No.32「ドナイヤ ポジション別グラブのご紹介-3」
No.33「ドナイヤ ポジション別グラブのご紹介-4」
No.34「僕とアイピーセレクトの出会い」
No.35「2019年秋の新商品【グローブ】」
No.36古内社長のホームページ活用法
No37守備率10割のグラブ、その名も「ウィルソン」
No.38.「守備率10割のグラブ その名も「ウィルソン」その2」
No.39「守備率10割のグラブ その名も「ウィルソン」その3」
No.40「ボールの投げ方「フォーシーム」「ツーシーム」」
No.41球の回転数と球質の重さについて
No.42スポーツショップ古内改装計画!
No.43創業感謝祭のお知らせ!
N0.44キャッシュレス決済の還元が凄い!
No.45鳥肌もののクオリティ【佐藤グラブ工房】のグラブ!
No46新商品のご紹介<フィールドフォース>
No47【佐藤グラブ工房】グラブとコラボレーション
No48ゼットの源田選手モデルの型
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No50お手入れにおける「ブラッシング」の重要性
No51イベント告知! 「ウィンターマラソン2020IN滝野すずらん公園」
No.52グラブハウスがオープンします!
No53日本一オシャレな野球専門店に教わりました。
――――――――――<コラム著>――――――――――
株式会社スポーツショップ古内
代表取締役社長 古内克弥
1982年4月15日生まれ
小学5年生の時に家業であるスポーツショップ古内の販売をお手伝いした時に、接客の楽しさを経験し、将来の夢を「スポーツショップ古内をでっかくする」に設定する。
サッカー、バレーボールをメインに15種目ほどの競技を学び、大学で経営学を学んでゼット株式会社に入社。
ゼット株式会社では、グラブ工場で一年間グラブ製作に携わり、グラブの知識を覚える。
三年間の修行を経てスポーツショップ古内に入社する。
2017年、代表取締役社長に就任。
札幌市のスポーツ&カルチャーフェスティバル「スポカル」の副実行委員長もつとめ、スポーツ普及に携わる。
学校や企業への講演依頼も年に10回ほど受け、経営、マーケティング、地域活性化などのテーマで話をしている。