スポーツショップ古内の大切にしてること
【札幌市南区の野球専門店】スポーツショップ古内の社長
古内克弥のコラム No.92
スポーツショップ古内の新しいホームページはコチラ
https://sp-furuuchi.com
スポーツショップ古内の大切にしてること
こんにちは、古内克弥です!
いつもコラムをお読みくださいまして、ありがとうございます。
今回は、スポーツショップ古内の店舗はどのようなこだわりを持って作っているのかをお伝えしたいと思います。
ちょっとだけ大人向けかもしれません。
「なんだよ〜!古内のこだわりかよ〜!興味ないわー!道具の紹介してくれよ〜!」
といった感じで、
今回のテーマにご興味のない方がいらっしゃいましたら、
華麗なスルーをお願いします(笑)
ただ、グラブでもバットでもなんでも
その背景にあるストーリーや狙いを知ると、
より魅力的に見えてしまうことがあると思います。
表面だけを見るのではなくて、中身を知ると一気に、
より一層楽しくなりますよね。
ディズニーランドのお土産屋さんの天井を見たことがある人はいますでしょうか?
「水玉模様になっている天井の中に、
ミッキーのシルエットが紛れ込んでいるんですよ」って聞いたり、
「どうして水飲み場がこうして高さが違うと思います?
そして、どうして向き合っている形になっていると思います?
これは、高さの高い方がお父さん用。高さの低い方が子供用。
こうしたら親子で向き合いながら水を飲めるわけです」
なんて解説されたら、なぜかとても魅力的に感じてしまいます。
あなたに好きなアーティストがいたとして、
そのアーティストの下積み時代を知ったりなんかすると、
余計に好きになったりもしてしまいます。
ということで、
ようこそスポーツショップ古内の裏側へ(笑)
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スポーツショップ古内の
ストアコンセプト
「相談したくなる」
と言うフレーズが生まれた理由
==============
私はよく、全国にいるスポーツショップ仲間と情報交換をします。
一緒に勉強しあったり、お互いに刺激しあったり、
ダメ出しを出し合ったりなどする仲間が20人ほどいるんです。
私はいつも、
仲間の誰かがサッカーショップで日本一の実績を作ったり、
先進的なシステムを導入していたり、
ランニングサークルで3000人ものコミュニティを作っていたり、
甲子園常連校と取引をしていて、プロとも交流があったりなど
そんな条件を持ち合わせている仲間を羨ましく思っていました。
「どうして自分にはそんな人脈がないんだろう」
「自分にはシステムの知識がないからこの人には敵わないや」
「いいなぁ、そんな1200万人もいる地域で商売できて」
などなど、羨むことの連続で、
なかなか自分の事業に手が付かない年月を過ごしていました。
そんな仲間たちから、7年ほど前に、
「今度北海道に行くから、君のお店も視察させてね」
と言われ、関東、関西から、その地域の繁盛店の社長たちが来て、
緊張感マックスの中、恐る恐るお店の紹介をしました。
「いやぁ、こんな小さなお店でよくやってるね〜」
など、ひとしきりの感想をいただいたあと
「古内くん、自社の強みって何か考えたことある?」
「大型店との住み分けってどう考えてる?」
と言われて、
僕は全く答えられませんでした・・・
だけどそのうちの一人に
「僕が思う古内さんの強みは、
『お客様との距離感の近さ』だと思うよ」
と言われました。
お客様が入店してきた時の
「いらっしゃいませ!」と
「ありがとうございます!」のクオリティの高さ。
そして、
中学生がお店の前を歩いて帰っている時に
「お疲れ様〜!」
「おかえりー!」
「今日の試験はどうだった?」
などなど、
そんなふうに声をかけるスポーツショップは
全国どこでも見たことがないと言われました。
僕は、スポーツショップ古内は、全国の仲間たちから
「ダメだわこんな店!早くたたんだほうがいいよ!大型店に勝てっこないわ!」
など言われることを覚悟していただけに衝撃でした。
むしろ
「この距離感を自分たちは忘れていた!これを思い出させてくれてありがとう!私たちは絶対に忘れてはいけないことを忘れていた。それを思い出させてくれたよ!」
と感謝されたんです。
「圧倒的なお客様との距離感の近さ」
自分の中では当たり前にやっていたことだったから、
気付かなかった自分の強み。
実は当たり前にやっていることは、
他の人には異次元に感じることって、
あなたの中にもあるのではないでしょうか?
「圧倒的なお客様との距離感の近いスポーツショップ」
というストアコンセプトでは、あまりにも長すぎる(笑)
そこで
「相談したくなる」
というストアコンセプトを掲げることにしたんです。
===========
あなたの中の当たり前は
「他の人の異次元」
===========
「凡事徹底」という言葉をご存知でしょうか?
誰でもできるようなことを、誰にもできないくらい徹底して行うことです。
イエローハットの創業者の鍵山秀三郎さんの著書でもあります。
あなたが毎日、当たり前のように生活の一部のように行なっていることは、
自分の中では当たり前の習慣なだけと思っても、
他の人から見たら異次元レベルであることはよくあることだと思うんです。
「僕には何の取り柄もない・・・」だなんて思ったことのある人も、
他の人から見たら輝いて見えることがたくさんあったりするものですよ。
札幌市とはいえ、
3人に1人が65歳以上という
少子高齢化の進んでいる南区石山地区。
そんな中でもお客様に喜んでいただけるのは、
グラブに特化したお店であること、など様々な要因はあるでしょうけども、
私たちが最も大切にしている、スピリットとも言えるような根幹である、
この
「相談したくなるくらいにお客様に密接した接客」
をしているからだと思います(多分)
このことを、とことん追求していこうと考えています。
たまに知り合いから
「コロナで苦しいでしょ?」
と言われることがありますが、
いやいや、関係ないでしょ。
お客様が求めているのは
「相談したくなるくらい頼りになるお店」
です。
確かに、リアルでお店の中での相談は避けたいと思う人もいるかもしれない。
だけど、それはオンラインでは出来ないことかな?
この接客のクオリティをオンライン上では表現できないのかな?
そう考えてみたら、何かと方法はあると思います。
実装されたスポーツショップ古内の
新しいホームページにあるライン問い合わせ窓口。
これはものすごく便利です。
写真も送れるし、メールよりも圧倒的にリアクションが速いし、
24時間コンタクトを取れる。
リアルでも、もちろん接客に魂を込めて
そしてオンラインであっても、接客に魂を込めるんです。
グラブに関して、
どのメーカーも素晴らしいものを作っています。
素晴らしいコンセプトを掲げて作っているんです。
品質が最高にいいことは間違いありません。
実際に何千個もグラブを触ってきている私が言うのだから間違いありません。
しかし、
その「メーカーの狙い」と「あなたの実現したい思い」が
一致しているのかどうか、そこが肝心なことなんです。
あなたの悩みや実現したいことをたくさん聞かせてください。
私たちはセレクトショップでもあり、
そうした相談を直に受け取れる位置に存在しています。
あなたが欲しいもの、あなたが実現したい「こと」
に見合うような品物をマッチングして差し上げますよ。
なんたって、
相談したくなる運動具店
ですからね!
==========
十人十色と適材適所
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実は私が今回のコラムでお伝えしたかったのは
人はみんな
十人十色であるということ
適材適所があるということ
です。
私のこの実例があなたにどのように影響するのかはわかりませんが、
他の人と同じじゃないといけない、だなんてことはありませんし、
自分の習慣にしていることが、もしかしたら誰よりもすごいことをやっているかもしれない!?という発見に繋がってくれたらいいなと思いました。
あなたの強みや、誰にもマネできそうにないことはなんですか?
スポーツショップ古内のスタッフは個性的な人だらけです。
それぞれのいいところを活かした人員配置をしているつもりです。
でも、もしも不足な部分があったら教えてくださいね。
すぐに全体ミーティングで修正するよう努力します。
==========
今回のコラムはいかがでしたか?
今回は先日、スポーツショップ仲間と、
最近のスポーツ業界について話をしたときに出た話題が
「お店のストーリー」
だったので、
ストーリーを伝えて、さらに読んでくれた人が
なんとなく元気が出てくれたらいいなぁと思って書きました。
何か一つでもお役に立てたなら嬉しいです。
お役に立たなかったなら、ごめんなさい(笑)
今回も、最後までお読みくださいまして、ありがとうございました!
↑感想、質問、「こんな話が聞きたい」などございましたら、こちらまで!
――――――――――<コラム著>――――――――――
株式会社スポーツショップ古内
代表取締役社長 古内克弥
1982年4月15日生まれ
小学5年生の時に家業であるスポーツショップ古内の販売をお手伝いした時に、接客の楽しさを経験し、将来の夢を「スポーツショップ古内をでっかくする」に設定する。
サッカー、バレーボールをメインに15種目ほどの競技を学び、大学で経営学を学んでゼット株式会社に入社。
ゼット株式会社では、グラブ工場で一年間グラブ製作に携わり、グラブの知識を覚える。
三年間の修行を経てスポーツショップ古内に入社する。
2017年、代表取締役社長に就任。
札幌市のスポーツ&カルチャーフェスティバル「スポカル」の副実行委員長もつとめ、スポーツ普及に携わる。
学校や企業への講演依頼も年に10回ほど受け、経営、マーケティング、地域活性化などのテーマで話をしている。
――――――――――<コラム著>――――――――――

古内克弥氏
株式会社スポーツショップ古内
代表取締役社長 古内克弥
1982年4月15日生まれ
小学5年生の時に家業であるスポーツショップ古内の販売をお手伝いした時に、接客の楽しさを経験し、将来の夢を「スポーツショップ古内をでっかくする」に設定する。
サッカー、バレーボールをメインに15種目ほどの競技を学び、大学で経営学を学んでゼット株式会社に入社。
ゼット株式会社では、グラブ工場で一年間グラブ製作に携わり、グラブの知識を覚える。
三年間の修行を経てスポーツショップ古内に入社する。
2017年、代表取締役社長に就任。
札幌市のスポーツ&カルチャーフェスティバル「スポカル」の副実行委員長もつとめ、スポーツ普及に携わる。
学校や企業への講演依頼も年に10回ほど受け、経営、マーケティング、地域活性化などのテーマで話をしている。
バックナンバー
No.1 「綺麗な肌は好きですか?」
No.2「将来の夢はグラブ職人!?」
No.3「お手入れのコツは「手洗い」
No.4「グラブづくりイベント」
No.5「赤ちゃんに学ぶ、外角低めの克服法」
No.6「グラブのポジション別の特徴」
No.7「グラブ作りに挑戦!」
No.8「投手用グラブ タテ型派、ヨコ型派をわかりやすく解説」
No.9「失敗しないグラブ選び(2-1)」
No.10「失敗しないグラブ選び(2-2)」
No.11「バットの種類と違い」
No.12「バットの種類と違い2:複合バットについて」
No.13「源田選手のグラブについて」
No.14「野球セール ベースボールフェア予告」
No.15「新軟式ボールについて」
No.16〜17はセールの予告でした。
No.18「専門店のグラブの提案の仕方」
No.19「流行りのアンダーシャツ」
No.20「新発想のスパイク誕生!ブロックソール」
No.21「ブロックソールは中学校、高校でも使えるの?」
No.22「肘・肩・怪我予防ブレイスレボサポーター」
No.23.「中学軟式野球春季大会 古内杯 をレポート」
No.24.「塁間が0.1秒速くなる靴紐の結び方」
No.25.「塁間が0.1秒速くなるシューズのサイズの選び方」
No.26.「グラブの深さの見分け方」
No.27.「スポカルのご案内」
No.28.「スポカル」
No.29.「人気のドナイヤが仲間入り」
No.30.「ドナイヤポジション別<グラブ>のご紹介!」
No.31.「ドナイヤ ポジション別グラブのご紹介-2」
No.32「ドナイヤ ポジション別グラブのご紹介-3」
No.33「ドナイヤ ポジション別グラブのご紹介-4」
No.34「僕とアイピーセレクトの出会い」
No.35「2019年秋の新商品【グローブ】」
No.36古内社長のホームページ活用法
No37守備率10割のグラブ、その名も「ウィルソン」
No.38.「守備率10割のグラブ その名も「ウィルソン」その2」
No.39「守備率10割のグラブ その名も「ウィルソン」その3」
No.40「ボールの投げ方「フォーシーム」「ツーシーム」」
No.41球の回転数と球質の重さについて
No.42スポーツショップ古内改装計画!
No.43創業感謝祭のお知らせ!
N0.44キャッシュレス決済の還元が凄い!
No.45鳥肌もののクオリティ【佐藤グラブ工房】のグラブ!
No46新商品のご紹介<フィールドフォース>
No47【佐藤グラブ工房】グラブとコラボレーション
No48ゼットの源田選手モデルの型
No49思い出のカード
No50お手入れにおける「ブラッシング」の重要性
No51イベント告知! 「ウィンターマラソン2020IN滝野すずらん公園」
No.52グラブハウスがオープンします!
No53日本一オシャレな野球専門店に教わりました。
No542020年もよろしくお願いいたします。
No55「ウィンターマラソン2020in滝野すずらん公園」
No56「トクサンTV」のトクサンが来店します!
No57スポーツショップ古内に人気YouTuber「トクサンTV」が来る!
No58日本最高峰のグラブ職人に会ってきます
No59メジャーリーガーを排出する日本のベースボールクラブの監督が札幌に来る
No60メジャーリーガーを排出する日本のベースボールクラブの監督が札幌に来る
No.61海外の指導方針を参考にすると、指導陣が10人中9人辞めていった。しかし・・・、
No62外野手用グラブで一番軽いのはどれなのか?
No63野球用品セールします!
No64「道内最大級のグローブの品揃え スポーツショップ古内の 年度末セールのご案内」
No65自慢したくなる
No66コロナの家庭パンデミック
No67営業時間短縮のお知らせ
No68マスクが入荷しました。
No69逆境が大好き!
No70和牛JBという名のグラブ
No715月16日土曜日より開店!
No72ファイト アゲンスト コロナ!
No73スポーツに適したマスクを発見!
No74大放出アイテム!
No75インスタグラムで団員募集を!
No76SDGsに向けて買い物袋の有料化
No77風船を使ってクイズ!
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